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自己愛性人格障害の人が社会的孤独を克服するためのポイント
年を取るにつれて社会的に孤独になりやすい
自己愛性人格障害の人は、よほど社会的地位に恵まれるか、あるいは才能に恵まれない限り、年を取るごとに周囲からどんどん人がいなくなっていく可能性が高いです。というのは、周囲の人に対して自分を特別扱いすることを望むのに対し、友人や知人は、当然、自分のことや家庭のことが大事なのでそこそこの距離で付き合おうとするからです。それに怒りを示すと、これ以上、付き合ってられないということになるので、人が離れていってしまうわけです。
ただ、人が離れて孤独になったというのは、自己愛性人格障害の人にとって、自分の問題点を克服できるポイントといえます。もしここで、人が離れていってしまったのは自分の性格に問題があったのではと考えられれば、カウンセリングを受けてみるなど、自分の意思で性格の改善をはかることができるからです。
孤独から脱出するポイントは本人の自覚
ただ、自己愛性人格障害を持つ本人が、社会的孤独に陥ったという状況に対して、自分の責任をまったく考えていない場合は、周囲の人が動いても状況を克服できる可能性は低いです。というのは、あくまでも周りの人間が悪い、あるいはおかしいと思っているからです。当然、自分の性格がすべての問題を引き起こしているとは露にも考えず、カウンセリングを自らの意思で受けに行く可能性はきわめて低いですし、性格を変えようと思うこともまずありません。
それどころか、周囲にいるのは凡人ばかりなので自分の才能がわからないと判断し、社会的地位のある人に直接コンタクトを取ろうとしてストーカーまがいになるなどの問題を引き起こすこともあります。
自己愛性人格障害を克服するための一番のポイントは本人の自覚であり、それを促すため、あえて家族や古くからの友人であっても距離を置くようにするというのも改善させるための選択肢になるでしょう。
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